精力増進に効果のある食べ物
精力増進に効果のある食べ物はたくさんあります。
「どんな食材が効くの?」と思う方は、
「昔からよく言われている『精のつく食べ物』は、ほぼすべて効果がある」と覚えておけば、まちがいがありません。
民間療法というか、古来より「これは効く」と言われ、男性が意識的に食べてきた食材は、そのほとんどが科学的根拠を持っていることが、証明されているのです。
精力増進・精力剤としての味噌汁
それを列記していては、たちまち紙幅が尽きてしまうでしょう。
ですからここでは、「みそ汁」にテーマを絞ってお話しにします。
まず、みそ汁そのものが精力増進に役立ちます。
みそは高たんぱく食材ですが、たんぱく質をじゅうぶん摂らないと、精力低下につながってしまうのです。
また、リジンやトリプトファンが含まれますので、疲労回復やリラックス効果も期待できます。
この2つの効果も、実は精力増進に密接に関わる要素なのです。
ぜひ、毎日みそ汁を摂ってください。
みそ汁の具:なめこ
さて、おすすめのみそ汁の具ですが、まずは「なめこ」。
定番のみそ汁具ですが、あの「ぬめぬめ」が精力増進に大変有効。
ぬめぬめは「ムチン」という成分によるもので、精力増進に効果大なのです。
みそ汁の具:玉ねぎ
次が「玉ねぎ」。
玉ねぎに血液サラサラ効果があることはよく知られているでしょう。
血液をサラサラにすれば、当然血流量は増加します。
そうすれば全身に血がスムーズに流れ、男性にとってうれしい効果も期待できる、というわけです。
みそ汁の具:ごぼう
もう1つは「ごぼう」。ごぼうに含まれるアルギニンが、精力増強に直接効果をもたらしてくれるのです。
ごぼうと玉ねぎを組み合わせてもいいでしょう。
精力増進・疲労回復としての海藻
疲労回復のための食材というと鶏の胸肉が有名でしょう。
アスリートが意識的に摂る食材であり、「夏バテ予防」などにも、その有効性が喧伝されています。
あるいはニンニクやニラ、お酢などの酢酸。
それらはみな、疲労回復に効果のある食品群ではあります。
しかし、「鶏肉ばかり食べるのはちょっと」と思う人も少なくないでしょうし、「仕事がらニンニクは控えたい」「酸っぱいものは苦手」という人も多いでしょう。
そこでおすすめしたいのが、海藻類です。

海藻類は特に日本人の食生活には欠かせない食材であり、「すべての海藻が苦手」という日本人はほとんどいないのではないでしょうか。
海藻類がなぜ疲労回復の効果があるのか。
フコイダン
その秘密は、海藻類に共通している「ヌルヌル」した成分、フコイダンにあります。
フコイダンには亜鉛などさまざまな栄養素が含まれていますが、その中のひとつが「タウリン」なのです。
タウリン
栄養ドリンクのコマーシャルなどで「タウリン」の名前を耳にしたことのある人は多いでしょう。
そうです。
タウリンこそが、疲労回復に大変効果的な成分なのです。そして、そのタウリンを海藻類は含有しているということ。
これはちょっと意外な、うれしい情報ではないでしょうか。
ですから、おみそ汁やスープにワカメを入れたり、居酒屋ではもずく酢を頼んだり、すしを食べに行ったら巻物や軍艦巻きを多く頼み、ノリを摂取するようにしたりするだけでも、疲労回復効果は期待できるのです。
精力増進・精力剤としての雑穀米
慢性疲労でいつもぐったりしてしまう人におススメなもの、それは雑穀です。
乳酸が体内に溜まる
そもそも疲労の原因は、疲労物質である乳酸が体内に溜まっていくことで生じると言われています。
ストレスの多い生活や激しい運動は活性酸素も生み出して、疲れを増幅させていきます。
また、活性酸素は疲れを招くだけでなく、体を錆びさせて老化も進めてしまう厄介者です。
ビタミンB群
これをやっつけけてくれるものがビタミンB群です。
また精神疲労も緩和させる作用があると言われています。さらにマグネシウムやカルシウムといったミネラルを合わせて摂ることで、乳酸を流す手助けをしてくれます。
この疲労回復栄養素をバランスよく含んでいるものが雑穀になります。
特にポリフェノールを豊富に含み抗酸化力のある「あわ」は、ビタミンB群も豊富に含んでいるので、疲労回復にはもってこいの食材です。
玄米
普通の食材ですと、毎日摂り続けることはなかなか難しいですが、雑穀であれば普段の白米に簡単に混ぜるたけで手軽に栄養素をアップさせることができます。
自然に毎日摂ることも可能です。
また、レモンやオレンジといったクエン酸を多く含む柑橘系、血行を促進させるナッツ類も雑穀と一緒に摂ると疲労回復にいいとされています。
精力増進・精力剤としてのウナギ
鰻は「精をつける」食品の代表格といえます。
鰻は古くから日本人に食べられており、平安時代後期ごろまでは「むなぎ」と呼ばれていました。
この古名むなぎは万葉集の中にも登場しています。
うなぎと言うようになったのは、院政期になってからです。
鰻は最初、蒲の穂のようなぶつ切り状態のものを串に刺して焼いただけでした。
それが蒲焼の由来とも言われています。
みりん、しょうゆといった味付けになったのは江戸時代以降(室町時代との説もあり)。
串うち3年、割き5年、焼き一生と言われ、調理の難しい様子がうかがえます。
老舗のうなぎやには秘伝のたれを継ぎ足し、地震や火災が起こってもたれを守るという店があります。
それ程店によってもこだわりの違いが表れているのがたれなのでしょう。
ビタミンA、ビタミンB1
その中でも、ビタミンA、ビタミンB1がダントツです。
ビタミンAは、皮膚や粘膜のうるおいを保ち、風邪の抵抗力を高めます。ビタミンB1は、欠乏すると精力が減退します。
鰻を食べれば、一日に必要なビタミンB1をとる事が出来ると言われています。
これが精力増進効果につながる所以でしょう。
また、体調を整える効果もあり、欠乏すると貧血や立ちくらみなどが起こります。
夏になると食べたくなる鰻。体が欲しがる栄養素が詰まっているからなのでしょう。
精力増進・精力剤としての肉・野菜
熱い夏がいよいよ本番を迎え、熱中症や体力低下が懸念される様になっています。
夏と言えば「うなぎ」が定番の精力増強・疲労回復に効果があると言われている食べ物ですが、そう毎日食べられる食材では無いのが悩み所です。
そこで、普段私達がスーパーで簡単に手に入る事が出来る食材を紹介します。
まずは、定番の野菜として「にんにく」「たまねぎ」「にら」「しょうが」「らっきょう」などです。
- 亜鉛
- 鉄分
- ビタミンB群
を多く含み、大昔から精力増強・疲労回復などの効果が有るとして知られています。
にんにく
特に「にんにく」は、、古代エジプトにおいて、ピラミッドの建設を行う労働者達に報酬の一部として支給された事でも知られています。
また、日本の仏教界でも「にんにく」「にら」などは、精力が付き修行の差し障りになるとして、今日でもいくつかの宗派・寺院においては、栽培はおろか、持ち込むことすら硬く禁じられているほどなのです。
豚肉
肉類においては、特に精力増強・疲労回復に効果が高いのが豚肉です。
これらの野菜は、スーパーで簡単に手に入るばかりでなく、この夏の時期が旬の食材なので、しっかりと食べて元気に夏を乗り切って欲しいです。